Tuesday, July 4

水中エンジン Engine in the Water

國府理 《水中エンジン Engine in the Water》
アートスペース虹 2012.5.22~6.3 展示風景ムービー



やりたいことをやれ - 本田宗一郎 / 経営に終わりはない - 藤沢 武夫

2冊まとめて読んだ。

本田技研工業を立ち上げた2人。

そういえば、Power of twoなる本がビジネス書で、今上位ランクインしていたが、
ホンダのことは書いていなかった。

奇しくもホンダのスローガンPower of dreamsと
似た名前なのに。



まさに本田宗一郎語録。
エピソードに触れ、非常に読みやすく、深い内容であった。

そして、そこに度々登場する藤沢さんの本が以下。



記憶にとどめたい言葉
しかし、そういう変転きわまりない時代にあって、根本的に変わらないということがひとつある。それは何かというと、人の心というやつだ。つまりはその思想であり、その根っこの哲学である。しっかりした思想と哲学をもたぬ企業は、これから先どんどんつぶれていくだろう。 
いつ、誰が、どこで受け止めても、なるほどと納得できる思想を持つか持たないかで、企業の生命は決る。妥当かつ普遍的な民族を超えた哲学があれば、その企業は必ず世界へ伸びるといってよい。



本田宗一郎と藤沢武夫は、バイクの前輪と後輪のように、
役割が違った経営者であり、それぞれ制約を与えすぎなかったために、
成功したのだなぁと思った。

経営者としての二人は、引き際も見事だったとか。

Sunday, July 2

東京国立博物館

梅雨の晴れ間、
国立博物館へ行ってきた。

パンダの赤ちゃんが生まれたこともあってか、
上野公園はとても混雑していた。

山下口から、人混みをぬって公園内を進む。
やはり動物園が人気のためか、噴水の池まで来ると人もまばらで、
目の前にどっしりと建つ博物館の建物がよく見えるようになった。

博物館は、じじばばばっかりかな?と思ったけれど、
実際のところは若者も多かった。あと、西洋人。

西洋の人は本当に博物館が好きだよね。
よく海外行っても、熱心に博物館(美術館含む)で、
勉強してたり、模写してたり、
やっぱりこのあたり、教育の違いが出てるのだろうか。

自分の好きな作品を探すことにして、広大な建物を巡った。



桃に猿水滴/桃に鹿水滴
江戸後期

博物館のHPから。

古来、毛筆で用いる墨液は、硯(すずり)に水を注ぎ、固形の墨をすって作ります。その水をたたえておく小さな器が「水滴」です。やや大きめのものを「水注(すいちゅう)」、水をすくう匙(さじ)を備えたものを「水盂(すいう)」と区別することもあります。水滴は、筆や筆を掛ける筆架(ひっか)、硯やそれを飾る硯屏(けんびょう)などともに、毛筆の文化圏においては重要な道具のひとつであり、さまざまな材質を用い、形やデザインに趣向をこらしたものが作られました。材質としては陶磁器が最も多く、他に金属製や石玉製があります。中国では南北朝時代(5~6世紀)ころのものが早い例として知られ、日本では当館の法隆寺献納宝物にある、国宝 金銅水滴(奈良時代・8世紀)が現存最古の例として有名です。その後、金属製の水滴は各時代で連綿と製作され、特に江戸時代以降は、高度に発達した金工の技法を駆使し、動物・植物・人物故事などを主題として意匠をこらした作品が数多く作られました。

平成25年、当館に一括して寄贈された「潜淵コレクション」の金属製水滴は、渡邊豊太郎(わたなべとよたろう、潜淵(せんえん))氏とご子息の誠之(まさゆき)氏が収集した442件から形成されます。中でも江戸時代の作品は、動物・植物・器物・人物故事などさまざまなジャンルにわたり、類例の少ない七宝の作品も多く含まれます。まさに質・量ともに日本を代表する水滴コレクションといえるでしょう。本特集ではその中の各ジャンルから138件を展示し、金属製水滴の多彩な内容と豊かな造形表現をお楽しみいただきます。





蘭亭序屏風
亀田鵬斎 文政7年(1824年)

蘭亭序というのをウィキで調べ、
「卒意」という言葉があるのを知る。

まさに狙ってできる筆致ではないと思い、
思わず目を留めたわけだが、きっと亀田鵬斎も
そのような卒意状態であったに違いない。






書簡
細井広沢

この妙なデザインがされた書き出しの漢字?と
印鑑のこれまた謎文字のデザインがかわいらしい!






たしか、能の衣装だったかな。
繊細な刺繍が超美しいって思った。





今年入ったという屏風。
ぐっと目を引いたので、よく見たら、先の亀田鵬斎の書であった。





タコ、酒飲んでるよ・・
カモネギみたい。



高円宮の根付コレクション。
むちゃんこかわいかったので、写真集をパシャリ。






三彩狸置物
仁阿弥道八・江戸後期

平成狸合戦ぽんぽこばりに可愛かった。
横からの猫背?狸背?もキュート!

能面なんかの展示も多くって、
千と千尋の神隠しの神様みたいだった。

きっとジブリもこういうところから着想しているに違いない。

しかし江戸時代の人もユーモラスだなぁ。
メディアや情報も対してない中、
とんでもない想像力と思った。






琉球の着物。

背景の淡いブルーが、赤を引き立てて見事。
今でも新しいな!かわいいな!と思えるテキスタイルデザイン。

琉球の着物や器は、赤の使い方が印象的だった。
そういえば守礼門も赤いし・・赤が好きだったのかな。









大正期に書かれた一連の風景作品。
浮世絵の新しい表現を模索したものだとか。

どことなく物悲しく懐かしい風景が、
印象的な黒の中から淡く光る様子に惹き込まれるようである。

一番初めの品川の絵も、帆と水面に写った帆の白が非常に印象的。