Sunday, January 15

この世界の片隅に - こうの史代

しのびよる戦争の影を、ひとりの女性の日常の
慎ましい生活を、丁寧に描くことで、表現した作品。

われわれがあたりまえに毎日行っているような
普通の暮らしが、
じわりじわりと、うしなわれていくさまは、
とてもつらい。

70年以上もたって、
戦争の暮らしの解像度が
ちょっとずつ落ちていきがちの中で、
現代人に対して、
そこにごく普通の生活があったんだという真実を
あらためて教えてくれる作品と思う。

どんなときでも、描かれる
暮らしに確かにあった笑顔が、
戦争とのコントラストで、さらに眩しいものに感じる。