Friday, September 9

豊島美術館@2016年夏

今回の瀬戸内のハイライトもやはり豊島にある
豊島美術館。

西沢立衛の建築と、内藤礼の芸術と、
島の自然・景色とが融合した見事な作品に癒される。



滞在時間は実に、1時間半。

湧き出る水や、小鳥のさえずり、吹き抜ける風を
感じているだけで大満足な、美術体験です。

時間の経つのがあっというまで、
気がつけばお昼タイムになっていました。

こちらの美術館は、一度入館すれば、
あとで再入場もでき、時間とともに変化する
陽や風を楽しむことも可能です。

あいにくぼくらはほかの島内の展示を
見る予定があったので、再入場はかないませんでしたが、
いつかは、じっくりと1日を通して楽しむ贅沢を味わってみたいものだと、
思ったのでありました。

豊島美術館

瀬戸内海を望む豊島唐櫃(からと)の小高い丘に建設されるアーティスト・内藤礼と建築家・西沢立衛による「豊島美術館」。休耕田となっていた棚田を地元住民とともに再生させ、その広大な敷地の一角に、水滴のような形をした建物が据えられました。広さ40×60m、最高高さ4.5mの空間に柱が1本もないコンクリート・シェル構造で、天井にある2箇所の開口部から、周囲の風、音、光を内部に直接取り込み、自然と建物が呼応する有機的な空間です。内部空間では、一日を通して「泉」が誕生します。その風景は、季節の移り変わりや時間の流れとともに、無限の表情を伝えます。

ベネッセアートサイト直島のHPから。



豊島は、驚くほど坂が多く、起伏に富んだ地形を持っていることがよく分かります。
この写真は、豊島美術館へのアプローチ。

家浦地区から右回りルートでいくと、この景色が楽しめます。
自転車で風を切り、まさに海へと飛び立って行きそうな快感を味わえるのも、
この美術館への魅力でもあるように感じます。



豊島周回ルートのところどころから、
景色が開け、海とその向こうの別の島が見える瞬間は、息を飲む美しさで、

都会で暮らしている中で、「なんと遠くを見ることが少なくなっていたんだ」と、
非常に貴重な体験をしている気分に浸れます。

心あらわれる風景というのは、こういうものをいうのでしょう。