Tuesday, March 1

星を継ぐもの (創元SF文庫) 文庫 – 1980/5/23 ジェイムズ・P・ホーガン (著), 池 央耿 (翻訳)

読んだ。



前々からずっと読もうって思ってたんだけど、
なんとなく順番が回ってこなくてペンディングしていた
この小説を読んだ。

(Kindleを買ったことで、
 新しい本を読むことのハードルが下がっていいことだ)

1970年代に書かれた2030年代ということもあって、
「あれれ」ってところもたくさんあった。そこも面白かった。

たとえば、飛行機の中にテレビ電話ボックスがあって、
シートベルトサイン消えてからのそこの奪い合いとか、

インターネットの概念がないので、天気予報もその土地の情報局を呼び出すとか、

あと、当時コンピューターのインタフェースが乏しかったためか、
コードを打ち込んで操作するとか。

情報革命前夜の世の中がまっすぐ進んでいった感も楽しめた。

しかしやっぱり眼を見張るのは、その斬新なストーリー展開。
公転と自転が同期して常に同じ面を向けている月や
火星と木星の間に存在する小惑星帯といった「事実」に対して、
仮説とも言うべき物語を付加していく妙に魅せられてしまった。

この著者もThe Martian(火星の人)と同様、
本業の傍ら書いていた物語が陽の目を見たとかで、
なんだかすごいよなぁ。妄想のたまもの?
こういう着想って、パッと降ってくるのかな。