Thursday, February 12

今夜ももう一杯〜酒場と日本人の新たな関係(NHKクローズアップ現代)

今日のNHKクローズアップ現代面白かった!!

「大衆居酒屋」ブームがテーマだったんだけど、
ここぞとばかりに早稲田の社会学の教授、橋本健二先生が解説者だった。

やっぱ早稲田はこういうテーマ強いよなぁ。笑
慶応の先生は研究しなそうだもんな。

今和次郎先生の流れを汲んじゃった!?みたいな教授先生でていらして、
解説されてたわ。

でも意外にも冷静で(←失礼だな)、
「一過性のブームじゃないの?NHKはしゃぎ過ぎじゃないの?
 本当にみんな大衆居酒屋に恒常的にいってんの?そもそも外での飲酒頻度さがってるしw」
的な、コメントしてた。
ごもっとも。

「エンタメ的で観光地的な、消費だよね。
 みなさんが自ら店を開拓し、常連となるかがポイントですね」とも。
ごもっとも。

サードプレイスとしての酒場のあり方を紹介してらして、
良い酒場とは「お店の人やお客さんとあたたかくコミュニケーションとれる店」って
説明されてて、全くそのとおりだよなぁって思った。

第三の空間に浸って、くつろいで家に帰る。
酒場は都市の重要な施設。

サードプレイスを当初から語る、
スターバックスがビールを提供し始めたのも納得だ。

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しかしながら、番組と番組に登場する吉田類さんの

「経済的な効率や組織の規律が優先される現代社会。
 人々が大衆居酒屋の”居心地の良さ”に気がついたのではないか。
 だからデフレ時代急成長した格安チェーンが不調。酒は時代を写す鏡だ。」
「闇市から生まれた現代の大衆居酒屋ブームは、何を物語っているのか」

っていう分析・導入の論調は、超絶クールだった!!

TBSの「吉田類の酒場放浪記」って12年目なんだとか。
マニアックなくせに、今では関連書籍・番組DVDがヒットしちゃうとか、
浸透しているらしい。すごい長寿番組やな。

そういや、「深夜食堂」なんかも、
結構シリーズ続いてるし、映画も公開されたし、
やっぱりこういうほのぼのとした酒場が流行ってるんだろうなぁ。

そして、大衆酒場の代表で、
立石特集してたよね。またこりゃお呼ばれしてるわな。
実際立石のある居酒屋は、10年前に比べて来客が倍増しているんだとか。
そりゃすごいわ。

居酒屋の女将さんいわく、
若者がすごくおおくて、かわいいんだって。
ありがたいね!

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ちょい飲みブームみたいに、お酒の介在が変わってるっていう分析もされてて、
CISCA(コンビニ)と吉呑みの吉野家も紹介されてた。
コンビニやファストフード店で飲む人12%増だもんなぁ。

そもそもお金ないし、
同僚との絆も大事だけど、自分を取り戻すことの方が必要な現代で、
がっつり時間をかけて飲むのではなく、ちょい飲みくらいが息抜きで調度良い。

「息抜き」ってキーワードだな。
ちょっといっぷく、一息なんだな。

ここで早稲田の橋本先生が
「こうした大衆酒場が注目される背景は、身も蓋もない言い方だが、
 格差が拡大して、使えるお金が限られたというのが一番の原因。
 仕事の戦闘モードをといて、”一人の個人にかえる”ことが求められている
 昔は人間関係の調整、つまり潤滑油としてお酒が飲まれていたが、
 情報とマネーの世界で労働時間が短くならないため、やはり個人に帰することが第一に求められる」
とコメント。

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NHK総合クローズアップ現代
今夜ももう一杯〜酒場と日本人の新たな関係
2015年2月12日19:00〜


立石の宇ち多゛ (うちだ)で。
2014年末。

Friday, February 6

2014年夏休み 四国・九州への旅:ピタゴラスイッチ・レトロフト!@鹿児島

鹿児島には予習なしで入った。
ノーガイドブック。
でも時間がたっぷり。
で、どうしたかというと、人を頼ってみた。
地元の楽しいところ、おいしいもの、は、地元民が一番詳しいやろ〜。

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鹿児島には、設計集団みかんぐみが、
リノベーションしたデパート「マルヤガーデンズ」がある。
かなりの好立地で、一番の目抜き通りのどまんなかに鎮座する立派な建物だ。

外観はぼわっと草で覆われていて、町にも、心にも優しげな印象。
内装も白色がふんだんに使われていて、とても清潔な感じだった。

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その4階か5階くらいにあった「d&dapertment」にふらっと入った。
で、話しかけてきてくれた店員さんに、聞いてみた。
「鹿児島はじめてなんです。ここは美味しい!的なお店あります?」
「そしたら・・」
みたいな感じで、とても親切に教えてくれた。
で、別れ際に、
「あ、レトロフト行きました?ピタゴラスイッチの」
ってな感じでなぞの暗号を散りばめてきやがった!!

なんでも超絶ユニークなビルがあるらしい。
そしてそこのトイレはピタゴラスイッチらしい。
「????」ってなっていると、
とにかく行けと言われた。

それで来てみた。


これがレトロフトの外観。
「レ」印のサインが可愛い。


はじめは、これのどこが面白いんや?って思ってたけど、
中がまぁ、やばかったわ。

どんなふうにやばかったかというと、↓


商品棚のはずが、・・
(西郷どんのマトリョーシカ!かわいい)


打ち合わせしてる・・。

ここは本屋のはずなのに、本棚と本棚の間に
急にカフェの入口がある。


こんな感じ。
見渡せば本!かとおもいきや、雑貨屋さんがおくにあったり、
急に階段があって、さっきの打ち合わせスペースに降りられたり。
全部が同じ空間の中に混在している!!

すぐに思ったね。
これはやばいところにきちまったって。





これは本棚の海を進んでいくとある袋小路の証明。
ぽつんと青い。
壁や本棚の青とシンクロしている。
パックマンになった気分だ。


これは1階にあるトイレ。


どこからともなくペーパーが。



トイレから出てみたところ。
カフェの入口のすぐ右隣になんと本屋さんのレジが!!
おばちゃんがいて、「ここおもしろいやろ」って言ってた。
で、レジの中の小窓が奥のカフェとつながっていたりして、
で、その窓には本がカーテンになってたりして。
もうカオス。


アジア的な何かファジーさのなかに、
ワクワク感がにじみ出てくる店内だ。


うろちょろと楽しんでいると、
レジのおばちゃんが、
「2階みた?トイレ。おもしろいよ〜」
という言葉で、思い出した!!

d&departmentのおにいちゃんの言葉を!
ピタゴラスイッチに違いない!

で、早速2階へ。
2階も相当な感じでワンダーランドの続きだった。


このデッドスペースにはなぜかはしごがかかっていて、
それで、べちゃーっとしたマット・・。

その下には先程の打ち合わせスペースが!!


打ち合わせスペースの机には「Retroft」。

またごちゃごちゃした怪しげな通路が。
「FUKU+RE」っていうカフェだった。


これが店内の様子。
西日がさしてとても美しい窓辺。
小物のセレクトも絶妙!!


早速席について、見渡してみれば、
ランプの形が繰り抜かれた壁から、ひかりがこぼれていたり。
白の枝にとまる小鳥。


建物に目が行きがちだったんだけど、
この美しきデザート!!!



「FUKU+RE」というのはフクレと読んで、
由来は鹿児島に古くから伝わるお菓子「ふくれ菓子」のお店とのこと。
昔からあるふくれ菓子を、現代風にアレンジしているんだとか。

ふくれ菓子の写真を撮っていなくて残念なんだけど、
カステラみたいな、ロールケーキみたいな、そんな感じ。
色とりどり、味もよりどりみどりで、
そちらもとても美しかった。

窓辺にある本棚。
天文館図書館の帯がきになるところ。
案内をちゃんと読んでみると、ここも図書館?みたい。


気に入り過ぎでパシャパシャ撮ってしまった。
壁の色とかなにこれ、絶妙。


で、問題のトイレというのがここ。
白いのはドアではなくて、取っ手を引っ張ると、なんと右側全体が開く構造に!!


で、入って振り返ったところがこれ。
大げさな機械があるんだけど、まさにこれがピタゴラスイッチ!

超巨大な鍵になっていてる。
だけではなく、なんとこの巨大鍵、もう一つの巨大鍵とロープでつながっている。


それがこちら。
一つを閉めると、もう一方も閉まるようにうまくピタゴラされている!!

実はトイレへのアプローチが店内からと、あと廊下からあって、
どちらも同時に鍵かけられることを実現したものになっている。


ぴーんと伸びたロープがもう一方につながっている。
進んで左手が店内用の入り口。

奥の方に、便器がちょこんと豪勢な台の上に乗っているのが見える。
なんと!おどろくべきことに!
(というか驚きが多すぎて、もう驚くのにも飽きてくるレベル!)
このトイレこの広さの割に、便器が一個!!笑。

占有率半端ないよ。この広さ、暮らせるしね。



下の写真は便器付近から。



ここもかなり上の方からぶらぶらしている
トイレットペーパー・・。





かなり楽しんでしまった!
帰り際、2階の階段を降りる手前の空間。
会議室?整然と並んだパイプ椅子がなんだか張り詰めた空気感。

なぞが多すぎる・・



かもしれないって・・↓


廊下の壁に貼ってあったブロシュア。
たぶん1階の本屋さんのものかな。

左下に、「レトロフト」の説明あるね!!


これによると、

What is レトロフト?
●レトロフト チトセは… 
1966年(昭和41年)にできたレトロなビルです。
かつては月星のゴム靴・合羽などの卸を営む(有)千歳商店の店舗でした。
今、このビルはまったく新しい手法で再生Re-birthが始まろうとしています。 
それはどういうことかといいますと、テナントと、アーティストと、
ここを行き交う人々の感性を自由にスクランブルさせることで、
あたらしい空間&空気感を創り上げてこうという新・スタイルです。 
その中心にあるのがレトロだけれど最先端のブックパサージュ。
「古書店」を中心にカフェやアトリエ、
そしてギャラリーがたえず文化を発信しつづけます。
アート、文学、音楽、そして美味しいものが自在に飛び交うフシギなレトロフトです。

!!!!!
なるほど!ここは交差点だったのか!
わかりやすいコンセプト文だった。

でも誰がどういう期間でこういうふうに作っているのだろう・・
絶対ディレクターがいるはずなんだけど。気になる。。

ところで、2階のフクレ。
気に入りすぎて、次の日も馳せ参じてしまった!







この日はランチをいただきました。
またどの料理も美しく、そして美味しかった。

でも残念なことに、このフクレ、2014年9月末までの営業だった。
トイレにそう書いてあった。
だから、かなりの滑り込みセーフでカフェ味わえたことになる。

これからは、ふくれ菓子の販売一本でやっていくらしい。
カフェがなくなってのんびりすることができないのは少しさびしいけれど、
お店自体がなくなるわけではないので、また訪ねて行きたい。

そして、あの独特で「フシギ」な雰囲気をもう一度、
こんどはじっくり時間をかけて楽しみたい!!

と、そう思える空間だった。

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レトロフトは、「垂直」の使い方が上手だと思う。
水平だけに頼ることなく、垂直方向へのヌケを用意することで、
視線の通りやひかりの拡散が複雑に入り組むことになる。

それがフシギのキーなんだと感じた。

これに似た思想なのが、
東京・表参道にあるカフェ「モントーク」。
ここも垂直系のヌケを意識して設計がされている。
一度、行ってみるととても楽しい。

隠れ家みたいなデッドスペースができて、
またそこに客席があったりして。

藤本壮介という建築家の建てる家やロッジも
垂直の使い方が上手で、ちょっとした小さな空間がたくさんできた
家はどこでも椅子や机があったり、ベッドになったり、階段になったり、
はたまた収納になったりと、使い方無限大の可能性を秘めている。

「階」とは水平に、間断なく広がっていくものだという
”人工的な”先入観が取り払われた時、
人は、人が本来持っている野生の勘を働かせ始め、
空間の自分流再定義という、思考を開始するのだと思う。

リビングとか、ダイニングとか、キッチンとか、寝室とか、子供部屋とか、
それこそnLDKとか。
そういう”人工的な”概念に縛られない
空間とのつきあいかたって、ワクワクする。

なぜなら、可能性の広がる次元がまったく違うから。

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レトロフト
〒892-0821 鹿児島市名山町2-1

Sunday, February 1

三週連続の立石探訪

「なんの縁があって、こんなにも立石に出かけなきゃいけないのか」と、
悶々としながら、昨日も立石に行ってきた。

これで、実に3週連続。
何かに取り憑かれてるんじゃないかと思うほど、この地に呼ばれている。

昼下がりの立石は、なんだか今日ものんびりした雰囲気。


待ち合わせの時間よりも、少し早く付いてしまったので、駅のホームをぶらぶら。
下りのホームに立石の由来を書いた看板があった。

その名の通り、怪しげな石が近くにあって、
立石なのだとか。
奇石「立石」 
奇石として知られている「立石」はこの駅から
八分ばかりの所、南蔵院の西隣にあります。
昔は地上高く露出していたが、今はわずかに露出するだけになっています。 
古書によると、寒さによってあちこちかけるが
暖かくなると又もとのようになる不思議な石で
この石の根本をさぐろうとして掘り下げたこともあったが
いくら掘ってもわからず村内に悪い病気がはやったので
そのたたりだとしておまつりするようになったといわれています。 
鳥居竜蔵博士の説によると古代先住民の宗教的な遺蹟だとされ
低地帯にはめずしい存在だといわれています。
この石に呼ばれているとしたら、恐怖でしかない。


改札を出て、右の階段を降りると、雑多な商店街が見えてくる。
今日も安定の営業ぶりで、渋い肉屋さんをフォト。


暮らしてみたらそれなりに楽しそう・・
手作りお惣菜を作ってるお店とか、たくさんあるし。




いつもは行かないディープなエリアも散策してみた。
呑んべえ横丁なる薄暗い裏通りが立石にもあったとは・・

この日は、飲み友4人でうろちょろしたんだけど、
立石、野毛、赤羽のある種の”ヤバさ”についてかなり盛り上がった。

今度は3/14にモーションブルーついでに、野毛にチャレンジしてみる予定。


ここに在るべくしてあるスーパーカブの凛々しきかな!
こんなにスーパーカブが、似合う町もそうそうない。


飲みではなくて、あくまで呑みなところが重要。
このだらしないおじさん感、しぶいわ。

金がなくなったら適当に働いて、
宵越しの銭は持たないように、全部仲間と(あるいは一人で)呑んでしまう、
そんな江戸時代からの暮らしぶりをしている人が、絶対的に多い気がする。


名店「鳥房」。
鶏唐揚げ(というか実際出てくるのは巨大フライドチキン)で有名。

しかし、ここもヤバディープだったわ。

まず、ここを楽しむには、厳格なルールがある。
 ●酒を飲んでいたら入れない。
 ●一人一皿必ず注文する。

そして・・、
 ●おばちゃんのいうことは絶対守る。

3つめが特に重要。
ハキハキ注文しないと叱られるし、
席(というか座敷なので、あいまいに区画されたエリア)をはみ出してると叱られるし、
トイレに行こうと立っていると叱られるし、
コートをテーブルの下にしまってないと叱られる。

とにかく、ここではおばちゃんがルール。

なので、
それを守らないと、
追い出される緊張感が、
客同士の連帯感を高め、
思わず隣の人達と仲良くなってしまうという、
そんな支えあうからこそ「人」という武田鉄矢の言葉がちらりとよぎる
とびきりエキセントリックなお店だ。


表向きは至って普通。
まぁ、立石的には普通というか、普通の街にあったら異色の雰囲気のおみせ。

お店中の左側のところで、大釜で鶏の半身をぐつぐつ揚げている。
ここらじゅう、からあげの匂いだらけ。
深呼吸一回で、1個ぐらい食べた気がするエリア。


実は、鳥房の前には
栄寿司にも顔を出した。

この日は4人だったので、和気あいあいと楽しく食べられた!
偶数人数で良かった。
(一声2カンが原則だから)



色々食べたな。
・カンパチ
・たい
・しらこ
・うなぎ
・あなご
・いくら
などなど。

ビール付けずに、お茶で、
しめて一人1,200円という破格勘定。


楽しかった~。
また、呼ばれるに違いない、この立石に・・。