Saturday, January 31

2014年夏休み 四国・九州への旅:鹿児島の愛すべき小さな店①

旅も折り返しを過ぎて、ここからは鹿児島県を楽しむ!
鹿児島、ついたそばからとても雰囲気がいい。
肌に馴染むというか、とても居心地がいいのはなぜだろう。

人なのか、街なのか、ステキな軌道の路面電車なのか・・。

初日はそんな鹿児島の居心地の良い、おいしいお店を
何件もはしごした。

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まずは朝起きて、コーヒーを飲もうと、
「コーヒーソルジャー」へ!
こちらちいさなお店だけど、腕はたしかなお兄さんが経営していて、
とてもおいしいコーヒーを出してくれる。

むき出しのマシンやエバピュアがシンプルで機能的な店内。
席は小さなベンチがちょこっとあって、後はスタンディングバー。
多分ほとんどのお客さんがTO GOなんだ。



白い壁、味が出た無垢のカウンター、漆喰の床、そしてエスプレッソの香り!
最高の朝だ!!こういう朝は、世の中のあらゆるものが祝福してくれているように感じる!!
(5分後、商店街の本屋さんに入る直前に、鳩やろうの直撃をくらうまでは・・おこ!)

これまでの四国・九州の旅ではコーヒーよりも、日本茶出現率が高かったので、
ここに来てコーヒーのカフェインを注入してハイ!


遊び心もステキ。
おばけちゃんがお見送りしてくれる。

お店の前の大通りにある看板。
桜島の灰が降り積もるのだそうで。
たしかによく見ると細かな灰色のほこりが町の吹き溜まりにたくさんあった。


大通り沿いの本屋さんで情報入手して(予習なし笑)、
今度はアイスクリーム屋さんへ。
これは天文館の中にあるジェラート屋さん。
・・お名前失念。でも可愛らしいお店だった。壁が渋い青緑色。


ももと、あと、なんだっけ・・
ソーダかなんかだったかな。何ヶ月もたって味忘れた。


それにしても色がきれい。

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このあと夕方まで市内をうろちょろして、
眺めのいい温泉へ行こうと思いたち、大移動。

錦江高原ホテルの日帰り温泉へ!
なんとこのホテル鹿児島中央駅まで迎えに来てくれる。
送ってもくれるし。日帰り温泉だけなのに、ステキなサービス。

送迎の自動車から桜島がちらっと見えた。
そしたらたなびく火山灰が!
噴火してるよ!!大変だ!!みたいに騒いでたら、
運転手のおじさんが「あんなんしょちゅうだよ」ってな感じで、いたって冷静だった。

この時期は、南へ流れるからまだ市内は灰をかぶらないで済むらしいけど、
風向きが変わる冬は、それはそれは大変だそうだ。

そういえば、ウチの会社も鹿児島支社は特別に
「降灰手当」というのがつくらしい。
なんでも、洗濯物を干せなくて、クリーニング代が余計にかかるからだとか!


これはホテルからの眺め。
はるか遠くへなびく火山灰。
夕日を目指してどこまでも続いていた。


これお風呂から。
超広い湯船にだーれもいなかったからカメラ持ち込んでもた!
この絶景ひとりじめ!!身体も心も癒やされるってこれのこと。
時期もちょうど暑すぎず、寒すぎず、バッチリだったなぁ。

時間があったら、ぜひ行ってみて!!


錦江高原ホテルのロビー。
なにやらバブル臭がただよう・・。
ちなみにゴルフ場も併設で、時のおじさまたちが遊んだのだろうな。
平日だったからか、ガラガラでテンション高めの内装が、逆に寂しかった。


これJudd.(ジャッド)って、鹿児島の鹿児島による鹿児島ガイド!
編集がとても上手で、どの写真もとてもキレイ。
これを参考にさせてもらいながら市内を回った。
地元のお洒落メン・ガールがよく行くスポットが中心に紹介されてて、
とてもよかった。魅力的な飲み屋情報もたくさん!

こうしたガイドブックを発刊する(多分自主的な)若者がいるんだなぁ。
鹿児島、魅力たくさんあるもんだ。

*ちゃんと調べたら、
 鹿児島を拠点に活動するデザイン会社Judd.が年2回、
 日本の主要都市で配布しているようだ。
 代官山の蔦屋でも配布することがあるようで、これは要チェックだ。
 次号も、ぜひ読みたいなぁ。

帰りの送迎バスを待ちながら。
夕日に照らされる風車の勇姿。


帰りは鹿児島中央ではなくて、路面電車の始発駅に送ってもらった。
これで路面電車のれるぞ、と思わずハイ!

左に停車しているのは新型車両。底床で車内広々。


ほどよく夕日も暮れて、写真が映えるマジックアワーへ。
レールに反射する淡い青色が美しい。

また運転席をパシャリ。
松山、熊本と路面電車の都市はこれで3都市目。

やっぱり路面電車がある風景はいいなぁと思った!
なんでだろ。決められたレールを走る路面電車ってなんだか気持ちいからかな。


途中駅で、鹿児島中央方面へ乗り換え。
乗り換えにはこの乗車券が別途必要で、運転手さんがくれる。


夕食は、鹿児島中央駅からほど近い「サンバード」へ。
ここも裏路地の小さなお店だけど、きりりとしたサンバードのロゴと
凛としたのれんが、ただ者ではない感を漂わせている。

実は前日、店の前を通って気になってた。
Judd.に掲載してあったので、ぜひにと足を伸ばしてみた!


それが正解だった!
品の良さそうなご主人と女性の店員さん(たぶん奥さんかな)が、
黙々と作って、淹れて、ステキな料理を出してくれた。

これはオリーブ。
器のセレクトがにくい。緑が映える。



ビールを飲みながら、地元産きのこのパイをいただく。
きのこは巨大しいたけで、肉のようなジューシーさがたまらなかった。
これなら精進料理いけるわ笑。


モヒート。


で、シメが足りないと、
ラーメン食べに行ってもた笑。デブ〜。

「サンバード」からちょっとだけ歩いて、
閑静な住宅街のなかにぽつりとあるラーメン「RIRAKU(リラク)」へ。
ここ実は2号店もあって、じつはホテルの近くの天文館エリア。
(もちろん次の日いったよね笑)

ビルの1F。
カウンターだけのお店。
清潔を体現したようなお店で、ピカピカのステンレスのカウンターに
ナイスセレクトな器が、ラーメンへの滑走路。


寡黙な、でも優しそうなおにいが作ってくれた。


野菜を増やせて、100円で旬の地元野菜を焼いてラーメンの上に乗せてくれる。

食券のボタン「野菜を増やす」、食券の印字「野菜を増やす」。
なんだかおにいの実直な性格を表してるみたいだなぁ。
「野菜増量」じゃなんだか味気ないし、「野菜たっぷり」もかえって違う気がする。
やっぱり「野菜を増やす」あたりが適当。これも含めてお店のまっすぐな姿勢を感じた。


ラックの雑誌のセレクトを見ても、
お店の雰囲気がわかってくれると思う。

あ、Judd.がある!




ところで白いのは何かというと玉ねぎのピクルス。
いい塩梅でおいしかった。

そしてラーメン。
立派な緑に輝くししとうがのって、まるで風景画のような美しい仕上がり。

素朴なそばのような麺が相まって、素晴らしいいっぱいだった。


お店を出たところで、ふと振り返った。
おにいはもくもくと次のお客さんのラーメンを作っていた。
そのまっすぐな姿勢を、語る背中が、かっこいい。

横長に開けられた窓。(コルビュジエを思い出す・・笑)
暖かなひかりが漏れる。
換気扇の遠くに、かすかな厨房の調理器具がふれる音。


なんだか、芸術的なラーメン屋さんだったな。

うーん、表現しにくいけど、音楽でたとえるならば、
蓮沼執太フィルのぐるりとかこむ円のハーモニーかな。
飾らないで、日常の延長で、でも、まっすぐに張った音を出すみたいな。

また行きたい。