Tuesday, December 2

イカの哲学 - 中沢 新一・波多野 一郎

読んだ。

下北沢にあるB&Bで衝動買いした。
嶋浩一郎氏の対談本&ナタリーってこうなってたのか、
を読んだばかりで、必然的に下北沢に足が向いた。
(ナタリーの本社ナターシャは、下北沢)

それで、B&Bで、宇宙の棚にあった、
この本が、異色すぎて思わず手にとった。

一言で、良書だった。
もう一回、理解を深めながら、読みたい。

種を残すこと、個を残すこと、の葛藤が、途中、描かれるが、
これは、じつは先般観た映画「インターステラー」でも副題にされており、
考えさせられた部分だ。

他の実存を認めることで、
超平和的概念を手に入れるということは、
感覚的にわかった気がする。

たとえば、自分でも、旅行して、
その現地の人と交流したら、
(交流するだけでも)
かなりいい気分になって、
それで、平和を祈らずにはいられないし、

反対に、その交流に隔たりがあればあるほど、
感動も大きいもので。

それにしても、波多野氏の経歴がすさまじい。

極限の状態からエロティシズム態からの
発想・考えが巡ったという、中沢氏の解釈も、
想像に容易い部分である。

名家に生まれ、有名私立大学に在学しながらの
ゼロ戦パイロットとしての出兵。
そして、カミカゼ特攻からの生還。シベリア抑留。

戦争時代の想いを遂げるためにアメリカ留学。
そして、イカとの出会い。

世界を、想像を、
一気に駆け、早すぎる死をまえに、
平和を祈り、筆をとった気持ちはどんなものだったか。

激動に生きた、
彼のメッセージを、
噛みしめるためにも、もう一度、じっくり読みたい。