Thursday, October 17

良い広告 / Good Advertising for Thinking

今日いい広告を見つけた。
千代田線で赤坂から向かっている時に。

(たしか)大辞泉の車内広告。
小さなドア横ステッカーに、
大きく【大人】の文字。

下には、
「意味募集中」
「あなたの応募が大辞泉に載ります」

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ぱっとみて、広告だと思った。

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書籍化された辞書を開いた人は、
今年何人いただろう。
言葉の意味検索をウェブに頼ることになって久しい。

そして、検索が容易だからこそ、
言葉の意味を考えなくなって久しい。

ちょっとこれは、大人として
さびしいことなのかもしれない。

そんな思想が詰まっている気がした

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そして、言葉には意味があるというごく当たり前のことに気付かされくれて、
もっと日本語を大切にしようと思う気持ちも芽生えさせてくれる。

でもその意味はずっと同じではなくて、いきもののように進化する。
だから、その意味は私たち時の人の最大公約数でいいんだと思う。

そんなことも、この大辞林(たしか…)の広告は
語りかけようとしているのかもしれない。

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小さなドア横のステッカーに
光る意思・思想・センス。

いまのところ、今年イチかも知れない。

目立たなくてもいい。
でも、こういう人に考えさせる広告を、
ぼくも提案して、作っていきたい。

思考の種をどれだけ蒔けるか、
ここに広告の真価があるのではないかと、
考えている。