Thursday, November 29

会田誠@六本木ヒルズ森美術館

会田誠、恐るべしだな。
芸術していた。

芸術って、見えないものを見られるように加工すること
も、一側面あると思う。
まさに、それを会田氏の作品に感じた。
社会の見え隠れするような現象とか風習とか
そんなのをあらゆるフォーマットで見せてくれた。

社会学芸術家といったところだろうか。

-------

しかし、社会学芸術家って陳腐な言葉だ。

分かると分けるはイコールで、
だから、例えば、会田氏を形容する時、
芸術家かそうでないのか、中でもどんな特徴があるのか、
社会派なのか、自然派なのか、なんてどんどん分類しないと、
なかなか人には伝わらない。

言葉を介することによって、
人は伝達ができるかもしれないけれど、
でもそれって、オリジナルの情報の翻訳だから、
漏れとか抜け、がたくさんある。

それを表した慣用句が、
「一見は百聞に如かず」か。

誰かの言葉に翻訳された情報よりも、
自分の体験と。

-------

でも言葉を否定するわけではなく、
当然言葉がなければ、思考も、体験も、伝達できず、
人はこれまで進歩できたかわからない。

言葉があるからこそ、代々、
生きる知恵が濃厚に受け継がれるんだ。


聶記(セッキ)。
―耳から耳へ、語り継がれた物語。


それは、教訓のメタファーを秘めて、
代から代へとバトンされる。
「生きろ、生きてくれ。幸せに生きてくれ。私たちがそうであったように。」って。
先人の声に耳を傾ける機会が欲しい。