Tuesday, December 13

猫坂



遅い昼に会社の隣のカレーやさんにでかけた。
今日はめずらしく一人で。
一人の時はこのカレーやさんによく来る。
居心地がいいから。

今日は、常連さんらしきおばあさん
(気品漂う赤坂マダムといったかんじ)がいらした。

猫がお好きらしく、しきりにかまってらっしゃった。
ネコじゃらしをくるくるやるものだから、
猫は喜んで、机に乗ったりしてはしゃいでいた。
おばあさんに猫はとても良く似合っていた。
そういえば、途中ぼくの机や椅子の下にもくるくる言いながら
乗ってきたりした。

このカレーやさんには小さな緑しげる中庭があって、
そこに主人が餌を置いているらしく、
スズメがきていた。
それを猫がじっと見つめては
時折「ぐーぐー」とないて、毛を逆立ててた。

主人セレクトのチェロとバンドネオンの曲が、
店内に響く昼下がり。
ガラス張りの出入り口からは、
もう傾き始めた冬の白い陽の光が差していた。

こんな時間を味わうと、
もう会社に戻る気力など湧くわけもなく、
途中の珈琲屋さんで現実モードを取り戻さなくてはならなかった。

あー、
猫になってごろごろとしたいものだ。