Thursday, September 20

夏と初秋のコンタックス

今年の旅にはかならずフイルムカメラ持っていった。
夏のバンコクに、秋の越後妻有。
コンタックスは相変わらずよい写りで嬉しい。
いつかフィルムスキャナ使って自分の色が出せるように色調整の勉強したい。


このミニマルデザインがむちゃくちゃ気に入っている。
前蓋を開けるとレンズが引っ張り出されるギミックも絶妙。
ドイツのツォルフェライン工場跡地で落下させてしまったが、
なんとか個人の方に修理してもらって、さらに調子が良くなった。














相変わらずタイは色鮮やかで、特に太陽が力強いから、
フイルムに強烈に色が焼き付けられるように感じる。
バンコク、メークロン、アンパワ。

メークロンの市場はなんだかすっかり観光地化してた。
SNSの影響もあるんだろう。中国・韓国人が多かった。
電車も昔みたいに親の仇だ!轢き殺す!くらいの勢いはなくって、
アテンションサウンドを鳴らしながら、ゆっくりのんびり抜けていった。

そういえば、バンコクにミッケラーができていた。
このほか、洗練されたおしゃれなカフェやレストランが増えた印象だ。

ロースターという地元のカフェがプロデュースする
theCOMMONSという小さいけれど円を描きながら回遊する通路と吹き抜けが魅力の
商業施設なんかができていて、
ここで日本の料理家やアーティストがポップアップショップを開いたり、
ワークショップをやったり、とてもクオリティ高くって、驚いた。

そういえば、近年バンコクで芸術祭も開かれるようになるとかで、
今後ますますバンコクカルチャーシーンから目が離せなくなると思う。

全然行きたいお店を制覇できなかったので、近々また行きたい。
そして今度は、北の古都チェンマイにも足をのばしたいなぁ~~

***
























大地の芸術祭2018へ。
なんだかんだ言って、毎回来る機会に恵まれている気がする。
前々回の14年の会に比べてかなりの来訪者がおり、
今回目玉となっているMADアーキテクツの”見栄え”の力強さを思い知る。
やっぱりワンビジュアルで目を引く推しがあるのとないのでは大違いだ。

今回の展示もどれもとても良かった。
あと行きと帰りに六日町にある八海山の工場見学に立ち寄ったがこれもかなり良かった。

越後の土地はとても不思議だ。
まちのそここに、神様のやしろがあって、そこだけ林が小さく残されている。
神様がたくさんいるだけではなくて、その神様と生活圏があいまいにまざりあって、
とてもその存在がちかいんだなぁって思う。

人家、神様、田、田、人家、林、神様、そして山、空、というふうに
茶色、萌黄、緑、深緑、青、白が、水平に重なり合う中に、
昔からの祈りが数多サンドされているような、そんな土地だ。

文化圏としては圧倒的に日本海側で、水も北へむかって流れる。
私たち東京(関東平野)からの来訪者は、
いくつもの山を越えて訪れすっかり旅人気分に浸れる。

いまではクルマで2時間だが、これが近代以前であれば、もっと
「旅」ということであっただろう。

そういえば、2日目の朝民泊から街への道を間違って
農道と畑の間にクルマをはめてしまった。

かなり焦ったけど、なんと民泊のご主人とおかあさんが
ちょうど稲刈りに戻っていた男の人を何人も呼んでくれて
助けてくれた。本当にありがたい。
そして、ひょんな形で、農で生きる方々の結束と優しさにふれることができた。

民泊のご主人にささやかなお礼で日本酒をプレゼントしたら、
帰りに逆に収穫&精米したてのコシヒカリを頂いてしまった。

Friday, September 14

2018/09/14

置かれた場所で咲きなさいっていう本があるけど、
今日はあらためてそれを思った。

西新宿でのWS中に、この運営スキル習得を
無料でしてくれるっていう申し出。
ありがたい。

Jが汐留に行ってから、どうも揺れ動いていたこともあったが、
いま目の前の仕事を一生懸命やることを貫いてきてよかったと思った。

今後も、所属とかそういうことではなくて、
自分が何を提供できる人材になるのかとか、
そんなことを主軸に考えていけると良いのかもしれない。

頑張ろう。


バンコク郊外のアンパワ、メコン川のボートの上から。

Wednesday, September 12

美術手帖から

美術手帖で、内藤礼さんの水戸での展覧会の話が載っていて、
読んだ。

自然光で見る内藤礼の世界。水戸芸術館で過去最大規模の展覧会「内藤 礼―明るい地上には あなたの姿が見える」がスタート

作品を追体験しているようでとてもすばらしい記事だった。

これによると、作品は生のウチとソトを表現する部屋で構成されていたとのこと。
たしかに自然光が美しいウチと、暗い影がヒヤリとするソトがたしかにあった。

相反しながら混じり合って、最後は入り口を出口として、出ていき、
入っていくそんなシークエンスも含めて展示だったのだなぁと改めて感じられた。

奇抜な展示ではなかったけれど、感じ考えたことが多かったからか、
とても、贅沢な時間だったと記憶が鮮やかである。

「私にとっての作品は自己表現でも、考えを知ってほしいということでもない。私自身も作品を通して感じ、考えてきたいです」と言い、「明日には、私は作品に対して違うことを見出しているかもしれません」と続けた内藤。絶えず移ろい、行き来し、分別することのできない事象。交わりあう「内」と「外」について、自然光の中でゆっくりと思索できる旅のような展覧会だ。

Monday, September 10

CONTAX T

水戸へ行ったときのフィルム写真ができあがった。
思いの外夏の終わりが鮮やかに写っていて、またあとでみたい。

この色を出すのが難しい。
プロの仕上げに頼ってしまう。

フィルムスキャナも手に入れたし、
色調整も勉強してみよう!

9月

最近、考えたこと/心に残ったこと

・マツコがぶどうの見た目からして褒めていたこと
・見た目の外人性を気にするのは日本人くらいということ
 (タイでは、別に気にしてない感じだった・・むしろパーソナリティ)
・ハロウィンは年代横断的に楽しめるから急拡大している
・共感と受け止めがあり、身近な人にこそ過度に共感を求めてしまいがちになること
・蓮沼執太フィルは主役という概念がないこと
・仕事はバックアップがあるほど大胆になれること
・内藤礼さん・須田悦弘さんみたいな、日常の幸せを見つけられる視野が必要
・2019年はガリガリサウンドが来る!?
 (J-WAVE SELECTION;蓮沼執太ソロフィルフルフィル)
・旅は2度目からが楽しい
・投資信託商品には「完成」があるということ

Saturday, August 25

内藤 礼―明るい地上には あなたの姿が見える

今日は特急に乗って水戸へいってきた。
水戸芸術館の内藤礼さんの展覧会へ。
芸術館は三角形を積み上げたタワーで知られる(NHKの朝のニュースで流れる)有名な公共施設。
前回は大学の同期であったMとそれこそ10年以上前にいった。
なつかしい。


内藤礼さんの作品は、大変興味深かった。
(豊島美術館にいってからとても気になっていた)

小さいガラス玉や水が薄くはられた細い溝や遠く天井から吊り下げられている金の糸など、
かなり繊細な印象を受ける作品たちがそこかしこにぽつりぽつりと
展示してある、というよりも存在している内容だった。

その中に木で作られた人形のちいさなオブジェがいくつも紛れている。

なにか生や日常にまつわるヒントのようなものが、
比喩のようにあったように感じた。


そこにあることに気がつくことこそに、
小さな幸せというものがあるのかもしれないという、
そんなことを教えてもらった気がした。


タワーにものぼり(200円)はるか彼方の
積乱雲を写真におさめ、
その後は、Google Map上で「定食」で検索して気になっていた
「いずみや食堂」へ足をのばした。

かなり渋い定食屋さんで、土間を思わせるフロアーに
昭和の大量生産型モダンチェアが並ぶさまは、
タイムスリップしたんじゃなかろうかという趣。


そっけない母さんモードの店員さんもはなをそえる。

注文したのはビールだが、あてにキムチをつくてくれるのが嬉しい。
ラジオから流れる山下達郎サウンドに夕立を予感させる遠雷が重なり
夏の情緒満点の空間ですこし酔った。

驚いたのが、生姜焼き定食。
小さな生姜焼きを取り囲むように、餃子1個、ポテトサラダ、目玉焼きウインナー輪切り付きが並び、
なんとも楽しげな、実家のおばあちゃんがありあわせで作ってくれたような
そんなヒトサラがとっても気持ちをらくにしてくれた。


これで1,000円と値段にもびっくり。

やはり夕立がきてしまったので、近くの喫茶店に逃げ込んで、
美術館のショップで手に入れた内藤礼さんの本を読んだ。

内藤礼さんと著者が沖縄の国頭は奥(おく)という58号線の終点を
旅した様子に照らして、芸術家に焦点を当てた内容となっていた。


この本にも今回の展覧会のテーマ「明るい地上にはあなたの姿が見える」にまつわる
ヒントも数多く記載されていて、
その日のうちに文字として追体験できて嬉しかった。




本を読んで1時間ほど、すっかり雨も弱まり外は夜になっていた。
コーヒー屋さんはとてもやさしくてまだポツポツ降る雨を心配して傘をすすめてくれた。
遠慮しながら、夜の水戸の街を歩いてバス停まで。


いろいろなことに感受性の高まる良い晩夏の旅となった。
特急、内藤礼、生、ひと、積乱雲、遠雷、定食、山下達郎、ラガービール、夕立、コーヒー、夜の帳、小さな飲み屋街・・・

週末アート&定食トリップ病みつきになりそう。